18周年のご報告と羊肉のラープ チェンマイスタイル

おかげさまで今日(12月8日)でクワンは18周年を迎えることができました。

本当にありがとうございます。

例えるならようやく高校を卒業する年齢かと思いますが、ちょうどその頃の私は高校で珈琲研究部の顧問をやっていた先生のお宅で、よくコーヒーをご馳走になりながら淹れ方や飲み方について語りあっていました。そんなこともあって喫茶店でアルバイトをしたいと思い始め、当時好きでよく通っていた喫茶店にアルバイトのお願いをしたのですが、高校生は雇えないと言われあっさり諦め、かわりに家の近く(といっても3キロぐらい離れていました)の居酒屋でアルバイトをすることにしました。確か18才の誕生日の1ヶ月後ぐらいだった記憶があります。
当然それまで飲食店で働いた経験などないわけで、アルバイト初日にお店のマスターを「おじさん」と呼んで叱られた苦い思い出があります。
仕事の内容は店内の清掃と簡単な調理補助、お酒や料理をお客様にお出しすること、お皿やグラスを下げ洗うことといった具合です。
結果、1週間の内ほとんどの放課後を居酒屋で過ごすことになったわけです。
その年の年末、宴会が多くなっていくわけですが、何よりも楽しかったのは旭川の市場に食材を仕入れに行ったり、ホタテ等の魚介を買いに留萌(るもい)の漁師さんに会いに行ったりしたことにとても興奮した思い出があります。
しかしその居酒屋でのアルバイトは高校卒業後、上京する為にやめてしまいました。
あの時もし喫茶店でアルバイトすることになっていたら違った生き方をしていたかもしれません。
当時テレビで吹替え版を見て訳わかん無く衝撃を受けたTHE BLUES BROTHERSと今年亡くなったARETHA  FRANKLIN

話題は全く変わりますがお料理のご紹介です。
タイ料理ではとてもポピュラーな料理の「ラープ」
クワンでもこれまで「豚肉のラープ」が人気メニューの一つですが、皆様に今回ご紹介したいのが『羊肉のラープ チェンマイスタイル』です。
「ラープ」という料理はタイのイサーン地方に伝わる郷土料理の一種で、主に鶏肉や牛肉、豚肉、鴨肉等のお肉を粗くミンチ状に切り茹でるなどして火入れをし、ナンプラーやマナーオ(ライム)、唐辛子、香辛料、パクチーやミントの葉等の薬味を混ぜて生のキャベツと一緒に食べたりします。もち米やご飯ともよく合います。
チェンマイのラープはイサーンのものとは全くと言っていいほど別物です。使う香辛料はクミンやメイスなどのインドや中東のものを使い、イサーンの特徴である柑橘類を使いません。味わいはとてもスパイシーで横に添えられたミントの葉やスウィートバジルとの組み合わせもとても印象的です。以前、偶然いらしたチェンマイ在住のタイの方に伺った話では、イサーンのラープはご飯も一緒に食べたりするそうですが、このチェンマイスタイルのラープは必ずお酒を飲みながら食べるそうです。
クワンのライウイスキー

私のおすすめはアメリカ各地で作られているライウイスキーです。
甘さとスパイシーな味わいのバランス、柑橘系の香りの特徴を持つこのウイスキーとの相性はとても楽しく、突然異国へトリップしたような気分にもなります。

最後になりますが・・・

19年目もよろしくお願いいたします!