I Wish I Was in New Orleans

この度、とても光栄なことにグランドハイアット東京にある「The Oak Door Bar」にてカクテルを披露させていただく機会をいただきました。
今迄、華やかなホテルのバーとは無縁に過ごしてきたせいもあり緊張は増すばかりです。

今回、6種のカクテルをつくらせていただきますが、代表してひとつのカクテルをご紹介します。

「I Wish I Was in New Orleans」

St.Germain Elderflower Liqueur  サンジェルマン・エルダーフラワー
Havana Club 7y  ハバナクラブ 7年
Fresh Lime Juice ライムジュース
Peychaud’s Bitters ペイショーズ・ビターズ
Champagne シャンパン

フランス・パリにあるハリーズ・ニューヨーク・バーで生まれたシャンパン・カクテルの代名詞「French 75」のツイスト・カクテルです。「French 75」は禁酒法以降、ニュー・オーリンズでもっとも人気のあったカクテルと言われています。

カクテル名は1976年にリリースされたTom Waitsのアルバム「Small Change」に収録された曲名をそのままお借りしました。出来ることならこのイベントまでにニュー・オーリンズに行ってみたかったのですが残念ながら叶いませんでした。しかしながらこの歌に描かれている情景を想像してこのカクテルが生まれました。

今回はニュー・オーリンズ生まれのクラシック・カクテルを2種とニュー・オーリンズの文化(主に音楽)からインスピレーションを受けて生まれたカクテル4種を用意いたします。

9月の全日曜日4夜、夕方6時より素晴らしいニュー・オーリンズ・ミュージックと共に皆様のお越しを心よりお待ちしております。

(タイトルの写真は昨年亡くなったニュー・オーリンズを代表する音楽家、アラン・トゥーサント(Allen Toussaint)です。今回のゲストバーテンディングのお話をいただいた頃に彼がこの世を去りました。その頃私はコンセプトやメニューを決めあぐねていましたが、ニュー・オーリンズへの憧れとアラン・トゥーサントへの感謝の気持ちを自分なりに表現したいと考える事ができました。)

I’m going to do some guest bartending at The Oak Door Bar in Grand Hyatt Tokyo.on each sundays in September.
I have a theme for the bar.it’s called “I Wish I Was in New Orleans”.So I would like to share my New Orleans cocktails and a great New Orleans music with you.

I’ll do my best.
Cheers!